少年部が数字に囚われている様な気がします。
大人の社会が数字で評価され、数字に追われているのですから、子供たちに影響を及ぼすのは仕方がないでしょう。
「〇〇、何個持ってる?」
「50メートル、何秒?」
「テストの点は?平均点は?偏差値は?」
数字に関する話題が、あちこちで飛び交います。
優越感、劣等感、比較…。
いつか嫌でも数字と共に生きる時が来るのですから、今はそんな事より、いい香り、美しい、美味しい、心地良い音…など、五感で感じる話題がもっとあればいいと思います。
小学高学年から一生懸命塾に通って勉強していい学校に入り、いい会社に就職してお金持ちになって社会から認められたい。
ある人の言葉を借りると「企業も学校化、学校も企業化している、評価は数字だけ。」
「地位とか収入を維持しながら、自分の望みを達成していこうとした時に悩みが起きる。」
損得勘定をあまり考えない生活を心掛ければ、見えてくるものが多くあると思います。
五感を研ぎ澄ませるのは自然の中にいる事ですから、子供を自然いっぱいの中で育てたい、という気持ちが良く理解できます。
空手道場も五感を鍛える場、数字以外で認める場でありたいです。
サンドバッグを叩く音がずっしりと重くなりました。
パワー、スタミナ、リズムも良くなってきました。
「別に上を目指さなくても地道に淡々とやってればいいから」
「いつの間にか気が付いたらいい位置にいてるよ」
どこまで理解してくれたか分かりませんが、彼らは大丈夫です。
損得勘定なく続けていくことを。
城東区・都島区・鶴見区で空手をするなら